栃木県の中学校は、2年生(が原則)でマイチャレンジ体験学習を行っている。社会体験を通じて地域の人達との関わりや労働することの意義などを学ぶのである。 体験学習の内容は、勤労生産活動、文化芸術創作活動、福祉ボランティア活動、職場体験活動などで、ほとんどの学校が3日または5日で行っている。 働くことは経済的行為に止まらず、心が磨かれ鍛えられるといった思い(勤労観)があるが、それは日本人特有のものではないだろう。 授業中は机にうつぶせのまま、あるいは校舎内外を徘徊し、学校には来たり来なかったりで学ぶ意欲が全く感じられない生徒がいた。こんな状態では何の足しにもならないと、先輩が働いている事業所で職場体…