日本には閉鎖的な「〇〇村」があらゆる所に存在して、その周囲にいる人たちが、あるいは、それを報道する人たちまでが、いつの間にか「〇〇村」の一員になっていることがよくある、と私は考えています。 「福島原発事故現場職員の被害者意識」「池上彰を原子力村の名誉村長に推薦します」に書いたような原子力村の日本での増殖過程は、その代表例でしょう。 日本人は木だけを見ているうちに森を忘れて、本質を見失ってしまうようです。自分の所属する団体だけの利益を考え、自分の周りの狭い世界だけの理屈を広い世界で強弁し、人類普遍の価値を忘れてしまいます。 「第二次大戦時の日本兵たちは壮絶な逆境の中でも不屈の闘志で戦い抜いていた…