2009年に行われたFIFAワールドカップのヨーロッパ予選プレーオフ・フランス対アイルランド・プレーオフ2戦目の延長戦で起こった事件。
フランスはフローラン・マルダのFKを最終的にウィリアム・ギャラスが押し込んだものの、その直前にティエリ・アンリの手がボールに触れていたが審判に見逃された。
結果的にこのゴールが決勝点となり、フランスがワールドカップ出場権を手にしたが、アイルランドを中心に批判が殺到し、一時は「アイルランドを特例でワールドカップに出場させることはできないのか」の議論まで持ち上がるほどだった(もっとも、最終的に却下されたが)。
この事件は、かつての名選手ディエゴ・マラドーナの「神の手ゴール」とフランスの漢字表記「仏蘭西」とかけて、日本の一部マスコミで「仏の手」と呼ばれるようになった。