※「仏教のふしぎ・その2<大乗仏教・密教>」のつづきです。 ※「浅学菲才」という語が思い浮かびますが、私なりにまとめてみました。歴史の面白さの一端を感じ取っていただければ、と思います。 <仏教の中国への本格的な伝来> ★仏教が中国に伝わったのは、紀元前後(前漢末期か後漢の初め)と言われています。この頃伝来したのは、部派仏教でした。 ★本格的な伝来は、4~5世紀、五胡十六国・東晋から南北朝の時代になります。大乗仏教が主流となっていきます。 ★注目すべきは、華北に侵入した遊牧民の国々が積極的に仏教を導入したことです。遊牧民の国々は、仏教の神秘的な力で国威を高めようとしたのでした。争って西域の高僧を…