京都文化博物館フィルムシアター、【没後20年】水上勉の世界を描く。13日は『飢餓海峡』(1965)。戦後すぐの飢餓状況の中、追いつめられ殺人・放火を犯した男。それを元手に実業家として成功しながらも再び殺人を犯してしまう。そして不幸な生の狭間に一見の客と心かよわせ、一度はその男に助けられながらも最後には彼に殺される娼婦。これらの事件の偶然で結び合わされた糸をたぐり、犯人を追いつめてゆく老刑事。内田監督は不幸な背景を持つ男と女の中に、物心双方の飢えを対位させて描く。 https://www.bunpaku.or.jp/exhi_film/schedule/ 『飢餓海峡』1965(昭和40)年東映東…