ウクライナ紛争や移民問題、エネルギー問題に熱波が追い打ちをかけ欧州の景気が後退しつつある。米国景気は逆に過熱気味、中国はデフレに陥るかもしれないという。そんな中、日本経済が好調だとの報道があった。株価・税収・設備投資・賃上げなど、大企業に限った話とも言われるが、過去最高を記録しているのは事実だ。 「失われた30年」の原因として、多くの論説が発表されている。曰く、 ・経営者が無能だ ・教育がなってない ・若者が無気力だ ・不良債権処理を誤った ・消費税が元凶 などなどである。しかしこのところ、数冊の本を読んで、 「日本企業の多くはゲゼルシャフトから抜け出せていない」 のが原因だと感じた。共同体で…