執行役員制度 人事企画室への異動後、最初の大きな企画は、執行役員制度の導入でした。前々職では、1997年に系列のグループ3社が合併して取締役が30人を超え、経営の効率化による合併効果を狙い、当時流行り始めていた執行役員制度を導入しました。 しかし、動機が不純だったことや、経営陣も含めて制度の本質への理解が不十分で運用も稚拙だったことから、制度が形骸化してしまい、2002年に一旦廃止していました。 2000年代後半になり、コーポレートガバナンスへの関心が高まると、取締役の人数に対してステークホルダーの視線が注がれるようになり、大手企業を中心に取締役のスリム化と社員の昇進目標としてのゴールポストの…