徳島生まれの木版画名人彫師(本名:純藏、1875-1933). 名人彫師・伊上凡骨は、大正、昭和初期の多くの作家、画家(与謝野鉄幹、与謝野晶子、高村光太郎、吉井勇、北原白秋、吉川英治、中澤弘光、満谷国四郎、竹久夢二、岸田劉生、木村荘八、石井柏亭、山本鼎、平塚運一、森田恒友、織田一磨)たちと親交を深める一方、ヨーロッパから移入してきた高度な印刷技術とたたかって、芸術性高い木版画や装丁本を残している。余技として、いくつかの川柳も残している。