こんばんわ、由緒正しきおっさんの休日の過ごし方「司馬遼太郎をゆく」です。 先日の「寝物語の里」から旧中山道を辿ると、柏原宿がありました。 旧中山道沿いには鉄道が走り、ちょうど過ぎ去ってゆきました。 今回は「伊吹のもぐさ」柏原宿をゆきます。 柏原の宿場は、伊吹山の南麓にある。 伊吹山は、胆吹山とも書く。古語で呼吸のことを息吹という。伊吹山は、たえず風や雲を息吹いている。古代人の山岳信仰では、山からおろしてくる風は神の息吹であるとしていた。山は、標高1377メートルである。近江第一に高山で、古代のひとびとがこの山をたえず息吹いている精霊とみただけでなく、ふしぎに薬草が多く、いかにも奇すしき山とみて…