伊藤博文の妻として、日本初のファーストレディとなった梅子が今回の主役。 伊藤梅子 // 18才の時に伊藤と知り合う 伊藤と梅子が初めて出会ったのは梅子が18才の時、下関の亀山八幡宮の境内にはかつてお亀茶屋と呼ばれた茶屋があり、梅子はここで働いていた。そこに駆け込んできたのが伊藤だったという。追われているので匿ってくれという伊藤に、梅子はゴミ溜を指さす。躊躇わずにそこに飛びこんだ伊藤は追っ手を巻くことに成功した。 伊藤が命を狙われていたのは下関の開港を目論んでいたからだという。ヨーロッパに渡ってその実力を目の当たりにしたことで攘夷派から開国派に転じる。そして伊藤は高杉晋作らと下関の開港を画策した…