三島市街には古い蔵がいくつも残っています。 伊豆半島で採掘されるいわゆる「伊豆石」、水中で火山が噴火してできた凝灰岩を加工して壁に使っていて、壁には斜交層理や礫がきれいに見えます。凝灰岩は孔隙が大きい岩石なので、湿度調整や耐火性に優れていたと思われます。 蔵が残っている地域と言えば、埼玉・川越、長野・松本、西伊豆の松崎などあちこちにありますが、地域によって、蔵の石材は違っているのも興味深いです。 なまこ壁が菱形ではなく、長方形なのは珍しい。 壁には斜交層理が見える。 よく似た岩相が西伊豆・堂ヶ島にみられます。 西伊豆・堂ヶ島の斜交層理がみられる凝灰岩 小料理屋さんなまこ壁と伊豆石のコラボ 上の…