2009年5月、私は仙台空港で出迎えが遅くなった妹を待った後に、閉館間際の伊達御廟の瑞鳳殿へ向かいました。 うっそうとした杉木立の石段を登りながら、前週行った岩出山伊達藩・伊達邦直公と、藩士達が開拓した北海道当別町のことを、妹に熱く語ってました。 その時間に人の気配の無く お水場でふっと後ろを振り返った妹が「とっとの様。伊達の殿様~」と声を出しました。何故かその声で 博物館から出て来た男の人と私、妹の3人が思わず、歩み寄る形になりました。 その男性は 「何故、たまたま外に出てきて、何故、月に数回しか来ないこの場所で・・・」とおっしゃり、私達姉妹が自分を知っている事に驚いていました。 私は自分が…