新装版 忍びの女(上)【電子書籍】[ 池波正太郎 ]価格: 946 円楽天で詳細を見る 【あらすじ】 豊臣秀吉が薨去した後の話。秀吉子飼いの清洲城主、福島正則は豪胆で知られるが、一目惚れした妻於まきには頭が上がらない。妻を思い通りに抱くこともできず、盗み酒をすれば大薙刀で追いかけ回される始末。むしゃくしゃして遠駆けをした時、狼藉者が女を手込めにする場面に出くわす。正則は戦塵で鍛え抜かれた大音声で一喝して女を助けた。女の名は小たま。実は小たまは、徳川の息がかかる甲賀の中の伴忍び。先代頭領の娘で、今の頭領・伴長信の姪にあたる。 小たまの目的は色仕掛けで福島正則に取り入って、豊臣方と言える福島家の内…