新聞で佐和隆光氏の逝去の報を拝見した。 佐和氏といえば小生にとっては岩波新書の『経済学とは何だろうか』である。 小生は一応経済学を学んだが、大学に入ってマルクス主義経済学こそが科学的な経済学である、という教師がたくさんいて驚いて、改めて科学というものについて勉強した。そのときに読んだほんであった。 その後も佐和氏の文章には本当にいろいろなところで接したし、確か滋賀大学ではAIのセンターの立ち上げなどにも関わられたのではなかっただろうか。本当にいろいろな面での活躍があった方だったと思う。 佐和氏の専門は計量経済学、統計学だったのではないかと思うが、もしかしたら本当に晩年になってひらいたAIの時代…