米穀の供出と配給について そもそも「供出」・「配給」とは何か 都市住民あるいは非農家(工場労働者など)は(地主でなければ)米を買って食べなければならない。都市住民、工場労働者は食糧を作れず、米は水田から穫れ、育てるのは農家(自作農、小作農)である。 米価は取引所の相場によって高下していた。凶作だったり、戦争だったり、輸入米が不足したりして、米の総量が少なくなれば、需給バランスが崩れて米価は高騰する。米の買えない庶民は飢えるか「米よこせ」と叫んで暴れることになる。 いよいよ米が少なくなって飢饉が予感されるようになると、政府は国民に公平に(平均して)米を行き渡らせることを考え、食糧の管理統制に乗り…