小川晶氏( 公式HPより) 今月4日に行われた前橋市長選挙は、無所属の新人・小川晶元県議(41)が、自民、公明両党の推薦で4選を目指した現職の山本龍氏(64)に勝利した。前橋市における女性首長の誕生は初めてで、“保守王国の地殻変動”と併せて話題をさらったが、内実は複雑だ。 【写真を見る】昭和から続く「中曽根」「福田」の確執 「自民党派閥の裏金問題が山本陣営への逆風になったのは確かです。とはいえ、本当の敗因は別にある」とは政治部デスク。群馬県は戦後に福田赳夫、康夫、中曽根康弘、小渕恵三と4人の総理が輩出した堅固な保守地盤として知られるが、 「衆院の中選挙区時代から続く福田系と中曽根系の抗争が、形…