保護猫 #黒猫

床の間にいた頃より、居間に居る方が猫同士顔を合わせる機会も多い。 お互いの気配を感じながら食事させるため、わざとフェンスに寄せてご飯を食べさせるようにしている。 おちびがフェンスから手を伸ばして悪さをするため、くぅのごはんはフェンスから少しずらしてある。 おちびはフェンス越しにくぅをじ～っと見ている事が多く、スキあれば襲いかかろうとするので、くぅはおちびが居ない時を見計らってご飯を食べていた。 最近になって、おちびがフェンスの向こうに見えても出てきてご飯を食べるようになってきた。 良い兆候。

少し前から、くぅを膝の上に乗せる訓練をし始めた。 よしよしと撫でてるスキに、すかさずパッと膝の上に乗せる。 乗せると同時になでなでもみもみするという、、、 初めての時は、きょとんとしてすぐに膝から降りていた。 毎日様子を見ながら、1日1回ほど挑戦するようにする。 私の気配を感じて逃げ出すような時は、構わずそっとしておく。 猫は空気を読めるため、空気を読めない猫や人は嫌う傾向にある。 空気はしっかり読みつつ、しばらく続けるようにしていた。 3日前、いつものようにひざの上に乗せてみると、いつもより長く乗っていた。でも、なんとも複雑そうなブサイクな顔。 人間の膝に乗ったことなどなかった保護猫のお初で…

触れるようになってからはしばらくの間ずっとそれ以上のことは何もしないよう心掛けてきた。 野良猫から生まれて野良猫として暮らしてた所を保護したこの子は、 保護前も保護後も異常なほど人間を怖がった。 そんな様子からは、人間によって怖い思いをしたことはあっても、人間にかわいがられた経験はまずないと思ってた。 もちろん、人間に触られたこともなく、猫同士のグルーミングしか知らずに生きてきたと思う。 私は、まずこの子に「人間に触られる＝気持ちいい」を教えることから始めようと思った。 恐らく、今までに感じたことのない「気持ちよさ」を味わえば、「人間に触られるのも悪くないな」と思って寄ってくるようになるはず、…