ローマの信徒への手紙 4章1~5節 18~25節 1.はじめに →前回の説教で、私たちは信仰によって義とされることをお伝えしました。イエス・キリストを信じる人、イエス・キリストによる罪のあがないを信じる人は、神の目に正しい者とされること、神の前に正しい者である、それがキリスト者の立場であり、身分であることをお伝えしました。この立場、身分は取り消されることがありません。ユダヤ人は律法を実践してこそ、神の前に正しい者とされるという考えを持っていました。しかしパウロはこの4章で信仰の父と呼ばれるアブラハムを引き合いに出して、律法の行いではなく、信仰によって義とされることを明らかにします。 2.信仰と…