北陸地震で継続も心配されたが、富山での寺林武洋さんの大規模個展は無事に再開されています。 入善町下山芸術の森発電所美術館 それでふと思い出したのは、自分は阪神淡路大震災の2週間後に大阪での個展を控えていて、隣接する神戸に何の援助もしないまま一人よがりの制作をしていた経験です。多くのインフラ及び疾病傷対策の専門の方々やボランティアの人たちが支援に駆け付ける中、私は今まで勉強してきたことの無意味さを嘆き、自分のとっている言動に恥ずかしさを覚えながら、それでも、自分のことだけに徹するという自分の卑怯さを知った時間でした。今回、寺林さんも現地で5か月をかけて会場風景画を制作されていて、もしかしたら私と…