「願わくは花の下にて春死なん その如月の望月のころ」というのは平安末期の西行法師の和歌ですが、小生は毎年、春に満開の桜を見るにつけ、何となくこの和歌を思い出します。ついでに高齢故に「この桜の満開をあと何回見られるか」とも思ってしまうのです。紅葉もきれいですが、「紅葉を来年も」とはあまり思わない。満開に咲いたソメイヨシノは本当に人を引き付けるし、酔わせる。西行と同じように、できれば桜の下で死期を迎えたいと思うのです。 それはともかく、大相撲の横綱まで張った曙太郎が逝去しました。まだ54歳の若さとか。相撲取りは大飯を食って寝て体を作る、ある種不健康な生活を送ります。内臓に負担がかかるでしょう。その…