占いに行く。占いに行く趣味は月に二万くらいかかるが、なかなか飽きない。なぜなら、「読み」を勉強する場である。批評家になるにあたって、まったく役に立たない方面の磁力だが、わたしはこれやと思っている。 占いに行く。行くと前の相談者が「わたしにツインレイ、いますか?」と訊いている。なのでわたしも「ツインレイってなんですか」と占い師に訊いたところ、 ・誕生日が近かったり出身地や年齢が同じ・考えてることや過去の経験や趣味が同じ・行動がタイミングがシンクロする・互いのホクロに特徴がある などと言った「めやす」を教えてもらったが、そうじゃないだろう……とわたしは思った。ツインレイのコツである「偶然性」という…