天気予報、株価予測、ガン患者の生存率、競馬など賭け事、洪水の管理、保険の料金など世の中では確率のことばで語られるものは多い。量子力学などは確率計算そのものだし、最近流行りの大規模言語モデルは確率モデルだ。 情報社会は「予測マシン」で動いているなんてトロント大学のAI研究所の権威が主張していたけど、いかに人びとがふるまうかを確率的に推測するのは先端ITビジネスのコアテクノロジーなんだろう。 そういえば、情報通信の理論と実装には確率論が不可欠だったかな。通信バスの誤り検出とかシャノン情報量なんかを念頭に置いての部外者的臆断であります。 ハッキングの「偶然を飼いならす」のが現代文明の重要な存立基盤に…