6日放送の大河ドラマ「どうする家康」は、羽柴秀吉が天下取りを狙って動き出すドラマが描かれました。その秀吉には、羽柴秀長という3歳年下の弟がおり、秀長なくして秀吉の天下取りはあり得なかったとまで言われた人物でした。 ところで、歴史を振り返ってみると、羽柴秀長のような優秀な弟に助けられたという歴史上の偉人が意外と多いことがわかります。今回のコラムでは、そんな「弟」たちの何人かをクローズアップしてみたいと思います。 ★羽柴秀長(秀吉の弟) 学生時代に歴史を学んでいても、羽柴秀長が教科書に登場することはほぼありませんでした。秀吉のきょうだいといえば、人質同然に徳川家康の正室として送り込まれた妹の旭姫の…