こんばんは、紫栞です。 今回は今村昌弘さんの『兇人邸の殺人』(きょうじんていのさつじん)をご紹介。 あらすじ 神紅大学ミステリ愛好会の葉村譲と剣崎比留子は、斑目機関の研究資料を探し求める医療関連の大企業・成島グループの子会社社長である成島陶次に請われ、廃墟テーマパークにそびえる「兇人邸」に向かうこととなる。 「兇人邸」にはテーマパークを運営する昭島興産会長で、かつて斑目機関の研究者だった不木玄助が棲んでおり、不木は定期的にテーマパーク従業員を「兇人邸」に来させるのだが、指示されてその屋敷に入った者はその後、姿を見ることは二度とないという。 成島とその秘書、荒事を想定しての傭兵たち、情報提供者の…