以前、「この世に完全にオリジナルと呼べるものかあるのか」という記事を書いたことがある。 現実には完全なオリジナルの存在など、ほとんどいないに等しい…と思っていた。 しかし東京2020パラリンピック開会式を観たら、その考えは改めざるを得まい。 全盲のギタリスト。 パラリンピック開会式で布袋寅泰氏と共にギターを演奏した。 先天性の全盲らしいので、当然一般的なギターの弾き方なんか見たことがない。 誰かが口で教えるにも限界がある。 だから彼は自分で演奏法を発明したのだろう。 バックハンドとも違う…ネックを上から持つ? こんな風にギターを弾く人は、目が見える人間にはいない。 見えていれば誰かを手本にして…