大阪人権博物館(愛称リバティ・おおさか。旧大阪人権歴史資料館)は臨時休館のまま、来年6月までに移転することになったという(←追記:5月25日~31日特別無料開館することになった)。私は特別展を見るために何度か行ったことがある。常設展は、同和問題は勿論、女人禁制、差別戒名、アイヌ問題など普段気付かない差別事象について考えさせられるもので、何度も見たいというような展示ではないが、誰もが1度は見ておくべき展示だったと思う。西光万吉の旧蔵書も展示されていて、確かローゼンベルグの『二十世紀の神話』(吹田順助訳)もあったのが印象的である。 さて、同館では平成元年4月から7月まで特別展「発禁書と言論・出版の…