漢方について、素晴らしい著作がいっぱいあるけれど、八綱弁証法と、陰陽五行説の間にある、マップにしにくい感じの空白と言うか、ごまかしというか…って気になった方いらっしゃいませんか。 八綱弁証まで順調にロジックツリーを描いてきたのが、「実は東洋医学の考え方には五行論というのがあって…」などと、木火土金水のエネルギー関係が出て来た途端に、ちょっと枝が切断されるような感じが。 どの方の著作にもある。 でも、語らなくちゃいけないんです、とばかりに章を設けられて語られはするけれど、そのあとの漢方の方剤や生薬の話にはひとフレーズも出て来ないので、本を読み終わるころには忘れられている。 つまりは、抽象性が高い…