「厚生省 - 劣化する巨大官庁」鈴木譲 <所感> 厚生省はその担当範囲が医療、介護、年金、雇用など多岐にわたる。いや、多岐にわたり過ぎである。 そして広範囲である以上に国民に直結しすぎる内容ゆえに、選挙を念頭においた政治家の意向が強く反映し制度が複雑怪奇となっている。 重要なことは年金であれ医療保険であれ負担能力のある人が負担するという前提に立つことだろう。 年齢で区切ることをやめないと。 既に世代間格差が露呈している今、全世代が「社会制度維持のために」を優先することが先決。 「高齢者に優しい制度」は聞き覚えがよいだけの掛け声であり、若者世代切り捨てである。 一方で、若手官僚は激務に走らされる…