DOI: 10.1016/j.anl.2016.10.002 www.sciencedirect.com 【目的】小児の再発性急性中耳炎(AOM)は、世界中で急激に増加している。抗生物質の反復使用は、抗生物質耐性病原菌を進行させる。補完代替医療の手法は、従来の抗菌剤の補充治療オプションとして提案されている。本ランダム化並行群間オープンラベル非漢方薬対照比較試験で、中耳炎になりやすい小児において、AOM予防に対する十全大補湯の有効性を評価した。 【方法】6-48ケ月齢のAOMを再発しやすい小児を、日本の耳鼻科クリニック26医院から募集し、十全大補湯(0.10〜0.25g/kg/日)を1日2回経口…