「おはよう」 「あ、おはようございます…」 「えっ、ちょ、顔めっちゃ死んでるやん」 「あ、はい、僕、鬱なんですよ」 積み込み先で会った同僚Y君の表情は、悪霊にでも取り憑かれてるような表情だった。 アーメン?オーメン?冷ソーメン? あ、エクソシスト! んなことはどーでもよしこちゃん。 Y君は、今月の低給料と仕事が暇な状況と未来を絶望して鬱になっているようだ。 しかしだ、本気でやばい鬱になっていたら、自分の事を「鬱です」とは言わないだろう。なのでY君は、たしかに落ち込んではいるが、まだ末期ではない。 今日はランチを一緒に食べる時間があるのでY君に聞いてみる。 「お昼、マクドでも行く?」 「あ、はい…