出版社。1988年11月創立。
主な事業内容は下記の通り。
文芸書(ミステリー・SF他)、教養書(知恵の本シリーズ他)、芸術書(写真集・図鑑・日本音楽他)、スポーツ(合気道・サッカー・野球・陸上競技他)などの単行本の出版。
「ふしぎ文学館」シリーズというユニークな短編集を発行することでも知られる。
はじめに 司馬遼太郎が大阪外国語学校に入学したのは、1941年か、1942年か。 ふとしたことから、この単純な「年号」の記述が本や論文によって異なることに気がついた。 結論から言うと、正解は1942年である。 だが、それを特定するまでがなかなか大変だった。 司馬遼太郎レベルの超メジャー作家の経歴なんて誤情報が出回ることもないし、調べればすぐにわかるだろうと思っていたのだが、そう簡単にはいかなかったのだ。 史料批判、と偉そうに言えるレベルではないが、複数の資料に当たって事実を調べる地味な作業も面白いな〜と思ったので、発見から特定に至るまでのプロセスを記録しておこうと思う。 はじめに きっかけは山…
(本編のほか、カーター・ディクスン『五つの箱の死』の犯人について言及しています。) 横溝正史の作品中、飛びきりの異色作といえば、まず本編が挙げられる。 その割には、従来、その異色ぶりというか、とんでもなさは、あまり論じられてこなかった。 どこがとんでもないかといえば、ジョン・ディクスン・カーがカーター・ディクスン名義で発表した『五つの箱の死』(1938年)という作品を引き合いに出せば、わかってもらえるはずである。同長編は、瀬戸川猛資がエッセイのなかで、カーの数ある失敗作のなかでもずば抜けた珍品として太鼓判を押した作品で、どこが珍であるかといえば、「登場人物外の犯人」[i]。このミステリ史上空前…
●年内最後の更新である。今年の総括をやる。 ======================== ◆今年一年間で買った本:百八冊読んだ本:百三十二冊 ◆読んだ本の中から特に面白かったもの、記憶に残ったものを挙げておく。順位もコメントも無し。・『正義の四人/ロンドン大包囲網 E・ウォーレス 長崎出版・『大聖堂の殺人』 M・ギルバート 長崎出版・『捕虜収容所の死』 M・ギルバート 創元推理文庫・『幽霊の2/3』 H・マクロイ 創元推理文庫・『悪魔はすぐそこに』 D・M・ディヴァイン 創元推理文庫 ・『水晶の栓』 M・ルブラン ハヤカワ文庫・『眠れる美女』 R・マクドナルド ハヤカワ文庫・『ブルー・ハン…
クリスティーによるミステリ史におけるマイルストーン、そのまた一つ。1936年出版。 もしかしたらエラリー・クイーンによる「X」「Y」「Z」*1に触発されたのかもしれない作品だが、知名度は断然こちらが上で、ミステリという歴史の中で「ABC殺人」「ミッシンクリンク・テーマ」という一大領域の大きな祖となったという意味でもかなり重要な作品だろう。 あと、クリスティー作品の三大ネタバレ作品の一角を担っていて、読んでなくても大体ネタを知っている、という人は多い。私自身は、小学校の時に学校の図書室でジュブナイル版を手に取ったものの、最後まで読み切らずに棚に返してしまった。当時はホームズや明智小五郎の流れから…
12/8(木)19から 「宮台補完計画 言葉が接続し、地平が融合する。世界を知るために宮台真司を補完せよ」ダースレイダー、春木晶子、おおたとしまさ、荘子it(Dos Monos)、塚越健司 #AmazonMusic「#DOMMUNE RADIOPEDIA72」 www.dommune.com 武器としてのヒップホップ (幻冬舎単行本) 作者:ダースレイダー 幻冬舎 Amazon 江戸パンク! 国芳・芳年の幻想劇画 作者:春木 晶子 パイインターナショナル Amazon ルポ塾歴社会 日本のエリート教育を牛耳る「鉄緑会」と「サピックス」の正体 (幻冬舎新書) 作者:おおたとしまさ 幻冬舎 Am…
図書館で借りてきた本 そして、星へ行く船 星へ行く船シリーズ5そして、星へ行く船作者:新井素子出版芸術社Amazon
明日こそお休みになるかと思ったら… 休めねぇ!! 残念でした、雨は出る時間降らないのです。 体は締まるが体は死ぬ。 恐怖小説コレクションIII 夢出版芸術社 1989年10月01日 楽天ブックスで探す Amazonで探す hontoで探す 紀伊國屋書店で探す 図書館で探す by ヨメレバ 一番ぞっとするかもよ… 感想 おわりに 終 一番ぞっとするかもよ… こんな時間帯に読んでいると眠れなくなっちゃうかも… 近代の作家の作品ですが 約2名が突き抜けすぎていてこれはひどいです。 (どちらも超有名人) 気分が悪くなっても責任は持てないので 読む際は本当に自己責任でどうぞ。 感想 本当にこれはひどいで…
「幕末未来人」というドラマの原作。 タイムトラベラーもの。 幕末にタイムトリップして、新選組に入る。 今となってはありがちだけど、これが元祖かもしれない。 面白かった。 ドラマとは設定が違うらしい。 虹の裏側 (ふしぎ文学館) 作者:眉村卓 出版芸術社 Amazon
本の買取強化中です。JR小倉駅北口「小倉の古本屋」古書城田(旧ブログです) JR小倉駅北口(新幹線口)の古本屋、古書城田です。北九州市内をはじめ福岡県内&近県、本の出張買取、本の遺品整理を行なっています。大量歓迎です。査定無料、出張費無料です。どうぞご相談くださいませ。 愛の教室 女性のためのギリシァ神話 (1965年 初版) ★画像7枚 ご参照くださいませ 高橋睦郎:著 宇野亜喜良:AD+D 沢渡朔:photo 新書館 草もの盆栽 育て方から手入れと鑑賞 (昭和56年) ★画像7枚 ご参照くださいませ 林哲也 金園社 クリストファー・ノーランの嘘 思想で読む映画論 (2017年) ★画像7枚…
図書館で借りてきた本 狼と香辛料(2)(3) 狼と香辛料II (電撃文庫)作者:支倉 凍砂KADOKAWA/アスキー・メディアワークスAmazon 狼と香辛料 (3) (電撃文庫)作者:支倉 凍砂KADOKAWAAmazon 星へ行く船(星へ行く船シリーズ1) 星へ行く船シリーズ1星へ行く船作者:新井素子出版芸術社Amazon 逆恨みのネメシス(星へ行く船シリーズ4) 星へ行く船シリーズ4逆恨みのネメシス作者:新井素子出版芸術社Amazon 世界の科学者まるわかり図鑑 世界の科学者まるわかり図鑑 (学研の図鑑)学研プラスAmazon たくさんのふしぎ 2022/10「ヒキガエルとくらす クロち…
図書館で借りてきた本 ドリトル先生航海記 ドリトル先生航海記 (ドリトル先生物語全集 2)作者:ロフティング岩波書店Amazon 通りすがりのレイディ(星へ行く船シリーズ2) 星へ行く船シリーズ2通りすがりのレイディ作者:新井素子出版芸術社Amazon カレンダー・ガール(星へ行く船シリーズ3) 星へ行く船シリーズ3カレンダー・ガール作者:新井素子出版芸術社Amazon 上の2冊は先日借りた「星へ行く船」(10月18日、生後4,071日/asin:4086104075)シリーズの最近まとめられた新装版で、各巻に書き下ろしの短編が入っている。1巻は借りられていたので2巻と3巻を借りた。 もものか…
明日は有酸素ですね。 結構食べたけど体重は落ち着いています。 おそばうんまーだったんだけどねぇ。 恐怖小説コレクションII 魅出版芸術社 1989年08月 楽天ブックスで探す Amazonで探す hontoで探す 紀伊國屋書店で探す 図書館で探す by ヨメレバ うへー… 感想 おわりに 終 うへー… 私はホラー映画を見ようが、今回のこの本を読もうが 残念ながら寝る時間になれば普通に眠れてしまいます。 だけれども…結構この作品群には えげつないものが数多く含まれています。 「行ってはいけないところ」に 行ってしまったが故にとんでもないものを 見てしまったケースも… 感想 未知の生物が出てくるも…
(本作の真相、トリックのほか、高木彬光、中井英夫の作品の内容に言及しています。) 「車井戸はなぜ軋る」(1949年)[i]は、戦後、横溝正史が書いた中短編小説でベスト・ファイヴに入る傑作である、・・・などと仰々しく述べるまでもなく、恐らく、衆目の一致するところだろう。 この時期の横溝作品らしく凝った構成で、作中作というか、書簡のかたちで一人称の手記が全体のほとんどを占めて、冒頭に、語り手(作者)による背景事情の説明が置かれている。『本陣殺人事件』のような聞き書き形式ではなく、書簡のみで事件を物語るという「あしながおじさん」スタイルで、もちろん、この形式そのものにミステリ的技巧が隠されている。 …
(本書のほか、J・D・カーの長編小説のトリックに言及しています。) 『悪魔が来りて笛を吹く』は、横溝正史が代表作と自負する長編である。1976年頃のエッセイで、自作のベストを選定するにあたって、田中潤司の選んだ5作(『獄門島』『本陣殺人事件』『犬神家の一族』『悪魔の手毬唄』『八つ墓村』)を妥当としたうえで、その次に本作を挙げている[i]。しかし、恐らくこの順位は作者の本意ではない。少なくとも、作者が愛着をもっていたのは、『犬神家の一族』よりも『悪魔が来りて笛を吹く』のほうだろう。それは、本作の連載に並々ならぬ意欲を見せていたことや、構想の段階で実に多くの素材-モンタージュ写真、旧貴族の退廃、動…
明日は久しぶりの有酸素休養日。 体結構きてる感じなので休みます。 恐怖小説コレクションI 魔出版芸術社 1989年09月01日 楽天ブックスで探す Amazonで探す hontoで探す 紀伊國屋書店で探す 図書館で探す by ヨメレバ おどろおどろしい世界へようこそ 感想 おわりに おわり おどろおどろしい世界へようこそ ここに出てくる作品たちは 不思議なものも少しはありますが 結構背筋が寒くなる作品ばかりです。 さすが「恐怖小説コレクション」と銘打つだけのことはあります。 だって、最初に出てくる方から どえらい人ですもの。 感想 ※再読作品です。 最初に出てくる人…ええ、エログロナンセンスと…