「祭壇よ、裂けよ! その灰は地に落ちよ!」一人の男が仁王立ちになって叫んだ。 祭壇で香をたいていたヤラベアム王は顔を上げた。 王を見つめる男の目には力があった。神の言葉だと。 ダビデの家にヨシヤという子が生まれる? そいつが、この祭壇の上に偽祭司を乗せて捧げると?「なんだ!何を言っている。 こいつを捕まえろ!」ヤラベアムはその男を指差し、大声で叫びました。 そして彼の顔が恐怖に引きつった。 う、腕が、動かない!なんとまあ、ヤラベアムの指差した腕が、 棒っ切れのように突っ張ったままだ!?その下で祭壇が音を立てて崩れ落ち 真っ白な灰が彼を包み込みました。一体どのくらい経ったのでしょうか ヤラベアム…