シラに下る道にあるミロの家で、ユダの王ヨアシに止めを刺したのは、王の腹心だった。それで、彼の息子アマジヤは、イスラエルの王ヨアシ在位2年目に、ユダの王となった。『父は子のゆえに殺されべきではない。 子は父のゆえに殺されるべきではない。 おのおの自分自身の罪のゆえに殺される べきである。』アマジヤは律法の一節をつぶやいた。 そして、あのときの出来事が、つい今しがたのようによみがえってきた。父ヨアシは、親代わりに育ててくれた、祭司エホヤダが亡くなり、心身ともに喪失していた。その心の隙間に、偶像礼拝を勧める者たちが集まりだしたのだ。亡くなった祭司エホヤダの子ゼカリヤは、ダビデの道からそれようとするヨ…