神殿建築が本格的に始まったのは エジプト脱出の480年後、 ソロモン王在位4年目のジフの月(2月)のことでした。ソロモンは父ダビデが残した膨大な財産に目を通し終わると、 ツロのヒラム王に神殿建築のための 資材やら人材やらの協力を求めました。 この王様はダビデのファンで ダビデ亡き後、直ぐ弔問の使者を遣わし、 若きソロモンとは 父ダビデにもまして親交を深めた間柄でした。そんなわけでソロモンは 父が切望していた神殿建築のことを いち早くヒラム王に話し、支援を求めたわけです。 すると王様は大変喜び、 惜しみない協力を約束してくれました。 ヒラム王はレバノン山からの豊富な水源を持っていて 立派な山林が…