書誌事項 論語と算盤 / 渋沢栄一述 ; 梶山彬編 東京 : 忠誠堂, 1928.01 3, 10, 403p, 口絵2枚, 18cm 解題 梶山彬が編纂した渋沢栄一の10篇90章からなる訓話集。前年(1927年)に同じ忠誠堂より発行された『論語と算盤』と同紙型を用いていると考えられるが、ひとまわり大きな判型に改め、新たに巻頭口絵として肖像写真「渋沢栄一翁」および渋沢による題言「導之以徳斉之以礼 甲寅雨水節 青淵題」を収載、表装を一新している。口絵題言にある甲寅は1914(大正3)年と考えられ、本書の内容に合った『論語』為政に題材を求めた渋沢の書を収録した可能性がある。 表装のクロスは緑色と紺…