日欧間では民間企業も入れて「日欧ICT戦略ワークショップ」が定期的に開催されていた。私もそのメンバーとして議論を重ねたが、個人情報保護を金科玉条のようにとらえる欧州側に閉口したのは事実である(*1)。 その頑なさは人権意識によるもの、もしくはGAFAへの強い嫌悪感から生まれたものだと思っていたのだが、今回「隠れた意図」が明確になった。やはりGDPRは、欧州域内での情報窃取を行う犯罪者や、産業スパイなどを取り締まるためのものだった。ただGDPRの適用事例については、大手航空会社やホテルチェーンに賠償金が課せられたことくらいしか伝わっていない。かの企業たちは、被害者だったかもしれないが、犯罪やスパ…