前田三夫と小倉全由。 東京の高校野球を牽引した2人の接点とは 12月3日、東京都高野連は指導者講習会を都内の海城高で3年ぶりに開催した。集まった約100校、230人の指導者の前に、講師として登壇したのが前田三夫氏。帝京高を50年にわたって率い、甲子園通算51勝、春夏合計3回の優勝を誇る。現在は名誉監督についている。 前田氏はこれまでの指導者人生を振り返り、 「高校1年のとき、練習のあまりの厳しさに一時は野球をやめかけた。挫折しかけているんです」 「PL学園と対戦したときは、試合前に相手の中村順司監督をジッとにらんでいました。若気の至りで、まことに失礼な限り。でも中村さんも中村さんで、"かかって…