なかなかの良書。 表紙の写真も秀逸だし、記載内容も、淡々としていて、好感が持てる。 それにしても、アフガニスタン史は、複雑であり、(個人的に)同じような本をたくさん読んでいるのだが、なかかな頭に入らない時代もある。特に、第一次英ア戦争(1839年)の前後は、複雑に感じられる。 アフガニスタンの不幸と、僥倖は、同じ要因であるかのように思われ、多民族と、厳しい自然(特に険しい山岳地帯)は、ソ連の侵略を撃退した要因であり、かつ政治がまとまらない要因でもある。高度な自治+疑似連邦制のような体制しか、この国がまとまる方法が無いように思うのだが、私は専門家ではないので、正直なところ、それが正しいのか自信は…