情報発信の一環として人気ビジネス漫画「島耕作」シリーズの主人公、島耕作を副知事に〝起用〟した佐賀県の議会で、任命の経緯などを巡り、議論が起きた。県議が地方自治法の規定を持ち出し、「議会の同意を得ずに就任した」などと問いただしたのだ。背景には、そもそも島耕作が適任なのかどうかという疑問があるという。 ■「地方自治法を無視」と主張 県は昨年11月、情報発信プロジェクト「サガプライズ!」の一環として、島耕作の副知事起用を発表。県内のスポーツビジネスと半導体産業に関する情報発信を「担当公務」とし、特設サイト上ではオリジナル漫画などが公開されている。 こうしたコラボレーション企画の事業費は約4500万円…