先の記事でもかいたように、今月の1部『あらしのよるに』の中で、劇中口上がありました。 劇中口上とは 精四郎とかいて「きよしろう」 「門閥外」にとって希望ある歌舞伎界のために。 劇中口上とは 口上というのは、役者が観客に向かって挨拶をすることです。「今度これこれこういうものがこういう新たな名前になります」というご挨拶は襲名の時に披露される口上です。大きな名前の襲名でずらりと役者が羽織はかまの正装で並んで一幕つけて口上をすることもありますし、芝居の中で芝居の衣裳もそのままに行うこともあります。この芝居の中で行われる口上を「劇中口上」と言います。劇中口上では、芝居の途中で、いきなり「狂言半ばではござ…