人はいさ 心も知らず ふるさとは 花ぞむかしの 香ににほひける 紀貫之「古今集」 年年歳歳花相似 歳歳年年人不同 (年年歳歳花相似たり、歳歳年年人同じからず) 劉希夷「代悲白頭翁」一部 どちらも花との対比で人のはかなさを詠んだ歌であるが 今や、木の方は代替わりするが、農家は後継者がいない状況になってしまった。 この新たに植えられた梅の木は、 後ろの切られた古樹のように終わりを全うできるのか… 後継者不足で梅農家が続かなければ、 花は昔の香ににほうどころではなく、花相似たりどころではないのである。 PENTAX K-1 Mark II + smc PENTAX-FA SOFT 85mm f/2.…