はしご酒(Aくんのアトリエ) その百と百と百と四十一 「シエンダンタイ シンドローム」 景気も良く、それなりに上手くいっているときには、環境問題やら人権問題やら少子化問題やら、そして、軍縮やら核廃絶やら、と、一応、理想を求めているかのように声高らかに宣っていたにもかかわらず、たとえば、経済的に雲行きが怪しくなってきた、とか、あるいは、国家間の緊張が高まってきた、とか、のその途端に、突然、「今は、ソンな呑気なコトを言っている場合ではない」みたいなコトを平然と宣いがちな、この国の、この星の、権力を握るシモジモじゃないエライ人たちってのは、いったい、ナンなんだ、と、またまた更に一層、憤りと不満とが渾…