ひさご棚でお点前。 「今日は、"ひさごだな”です。」と先生に言われても、何のことだかさっぱりわからない私。ひさごとは「瓢」と書く。つまりひょうたんのことなんですね。漢字で書くと「瓢棚」となります。 裏千家十四世 淡々斎(たんたんさい)が好んだ棚だそうです。 ひょうたん型にくり抜いて棚にするなんて、豊かな発想力の方だったんだなあ。 棗(なつめ)にはトンボの蒔絵(まきえ)が。「トンボは前に進んで、引くことを知らないことから「勝ち虫」とも呼ばれて縁起がよい。」とのこと。本日のお道具拝見の問答では「お棗は?」と尋ねられた後に「大棗(おおなつめ)、勝ち虫の蒔絵、根来塗(ねごろぬり)でございます。」と答え…