勤労によって得た所得に対して一定率で税額控除(この額だけ所得税額を軽減)を与える制度で、アメリカのEITC(Earned Income Tax Credit)に由来する。一般的に控除額が所得税額を上回る場合に超過分が行政当局から支給されるため、実質的に一定の所得に達しない者に補助金を与える公的扶助制度として機能している。税額控除額を低所得層から高所得層にかけて、逓増領域・定額領域・逓減領域と段階的に設定することで、控除が定額領域に至るまでは所得誘因が働くことになり、労働意欲が高まる制度設計となっている。イギリスでの同様な制度としてWFTC (Working Family Tax Credit)。
同様の概念を指す言葉として、給付付き税額控除。