北の大地に刻まれた「武士の意地」:北海道伊達市、150年の開拓史 北海道の南西部に位置し、内浦湾(噴火湾)に面した伊達市。温暖な気候から「北の湘南」とも称されるこの街は、他の多くの北海道の自治体とは一線を画す、極めてユニークな歴史を持っています。 その礎を築いたのは、明治新政府による強制的な屯田兵制度ではなく、戊辰戦争で敗者となった「仙台藩一門・亘理(わたり)伊達家」の武士たちでした。家臣とその家族を率い、集団で海を渡った男たちの「武士の意地」と「不屈の闘志」が、現在の伊達市の美しい街並みと豊かな風土を作り上げたのです。 今回は、激動の幕末から始まった伊達市のドラマチックな開拓史を紐解きます。…