北緯38度の緯線。東アジアでは朝鮮半島の中央部を横切っている。 1945年の日本の敗戦後、米軍とソ連軍がこの線(現在の軍事境界線とは異なる)を境に朝鮮半島を分割占領し、その後北部には朝鮮民主主義人民共和国、南部には大韓民国が建国された。 朝鮮戦争の結果設定された韓国と北朝鮮の境界線(休戦ライン)とその両側の非武装地帯も北緯38度の前後にあることから、それを38度線と呼ぶ場合もある。軍事境界線上にある板門店(北緯37度57分)は休戦協定を行った場所である。