イーハトーブの森を歩く、撮る イーハトーブの森を歩いた三日間の旅。 三ツ石山登山、松川の森を九時間以上歩き続けた疲労も 松川温泉のおかげで翌朝にはすっかり癒え、 最終日も朝6時からブナ・ミズナラ・カエデの原生林を歩きます。 宮澤賢治没後「雨ニモマケズ」手帳と名付けられた黒い革の手帳に書かれた詩が思い浮かびます。 宮沢賢治「きみにならびて野にたてば」 きみにならびて野にたてば、風きららかに吹ききたり、 柏ばやしをとゞろかし、枯葉を雪にまろばしぬ。 げにもひかりの群青や、山のけむりのこなたにも、 鳥はその巣やつくろはん、ちぎれの艸(くさ)をついばみぬ。宮沢賢治「きみにならびて野にたてば」 八幡平市…