「医師余り」時代になれば医療費の増大も懸念される(写真:イメージマート) この4月から医療現場でも「働き方改革」が始まる。勤務医の残業時間の上限が規制されることになり、地方によっては「医師不足」に拍車がかかるのではないかとの懸念が広がっている。しかし、事はそう単純ではない。実は、人口減少時代には、医師の数を増やすことがさらに深刻な課題につながっていく未来が身近に迫っているという。ベストセラー『未来の年表』シリーズの著者・河合雅司氏が解説する。【前後編の前編。後編を読む】 【グラフ解説】人口減少時代でも医学部定員は「維持」 * * * 医師不足と言われて久しいが、数年後には「医師余り」時代へと転…