20世紀のデザイン史について、19世紀後半のアーツ・アンド・クラフツ運動から戦後の消費社会まで辿る本 元々、マシン・エイジやアメリカのインダストリアル・デザインについての何かを読みたいと思って探していて見つけた本だった。もとより、タイトルや目次からそれは本書の一部にすぎないことは分かっていて読んでいたが、目当て以外の部分も含めて全体を通して結構面白かった。 三部構成になっていて、第一部が世紀転換期、第二部が戦間期、第三部が第二次大戦中から戦後に相当していて、第三部は目次からはあまり期待していなかったのだけど、1930~40年代の日本について書かれていた箇所が面白かった。デザインの20世紀 (N…