元映画・ドラマプロデューサー。本名・のぶとし。1929年生まれ。熊本県玉名市出身。 日本大学芸術学部(映画学科)、早稲田大学大学院(演劇学専攻)。1954年、松竹大船撮影所に入社。映画プロデューサー、テレビ部プロデューサー、松竹シナリオ研究所所長、松竹映像取締役。1989年、松竹退社。株式会社梟雄舎設立。
★★★☆☆ 内容 戦前の舞台・映画のスターで、ソ連に亡命した女優 岡田嘉子の生涯。 炎の女の70年―フォト・ドキュメント・岡田嘉子 (1973年) Amazon 感想 自分が岡田嘉子の存在を知ったのは「男はつらいよ」を見た時だった。そんなに出演時間はなかったのだが、寅さんの人間喜劇には見合わないほどの重みのある存在感で、この人は誰なのだ?と気になった。そして彼女の壮絶な過去を知った。多分あの映画は、それを踏まえた上での演出だったのだろう。 bookcites.hatenadiary.com 彼女とその愛人・杉本良吉がソ連に亡命したのは、二人が共産主義に共鳴したからだと思っていたのだが、彼女自身…
www.shochiku-tokyu.co.jp『人斬り』(1969)、『薄化粧』(1985)などの五社英雄監督による作品。 江戸時代、町奉行も手を出せない悪党を成敗する影十手。その一員である父・弥助を憎むお蝶が、ある事がきっかけで影十手となる様子が描かれます。 戦う女性を主人公にした時代劇が見どころ。悪を挫く影十手に紆余曲折ありながらなる過程、復讐を胸に奉行に挑む姿は重厚です。 石原真理子のアクションシーン、夏木マリのミステリアスな魅力など、俳優陣の活躍にも注目です。放送情報十手舞 BS260 BS松竹東急 2024/2/21(水) 20:00-22:13作品概要1986/日本 上映時間11…
www.shochiku-tokyu.co.jp『三匹の侍』(1964)、『人斬り』(1969)などの五社英雄監督による作品。 妻子を持ち、鉱山で炭鉱作業員として働く坂根藤吉が、落盤事故が起きたことから未亡人の地所テル子を巻き込んだ人生の転機に立たされる姿が描かれます。 西村望による実録犯罪小説を映像化。主人公の坂根を緒形拳が演じ、その運命に関わる女性たちを藤真利子、浅野温子、松本伊代らが演じています。 逃避行に出た男と、行きずりの関係となった女の関係に注目したい一作です。放送情報薄化粧 BS260 BS松竹東急 2024/2/20(火) 20:00-22:21<過去の放送> 2023/9/2…
www.shochiku-tokyu.co.jp『三匹の侍』(1964)、『人斬り』(1969)などの五社英雄監督による作品。 妻子を持ち、鉱山で炭鉱作業員として働く坂根藤吉が、落盤事故が起きたことから未亡人の地所テル子を巻き込んだ人生の転機に立たされる姿が描かれます。 西村望による実録犯罪小説を映像化。主人公の坂根を緒形拳が演じ、その運命に関わる女性たちを藤真利子、浅野温子、松本伊代らが演じています。 逃避行に出た男と、行きずりの関係となった女の関係に注目したい一作です。放送情報薄化粧 BS260 BS松竹東急 2023/9/27(水) 20:00-22:23作品概要1985/日本 上映時間…
升本 喜年著・清流出版もともと2012年に買って積読していた本。 ハードカバー400頁を越える大作で、読み終えるのに2週間かかった…。 ★ 昔、田宮二郎という俳優がいました。亡くなったのは1978年ですから、今から45年も前になります。知っているのは、私たち世代まででしょう。 享年四十三。自死でした。身長180cm、端正なルックス。大学在学中の1955年(昭和30年)、スポーツニッポン社主催の「ミスター・ニッポンコンテスト」で優勝したことがきっかけで、大映演技研究所10期生として入社。 以降大映の専属俳優として多くの映画に出演する。 大映時代で有名なのは勝新太郎とコンビの「悪名シリーズ」(19…
あいかわらずパソコンの動き悪し。中旬の締めきりをこなしていく。八王子で39℃超えと聞いてたじろぐ。東京がいま日本でいちばん熱いのなり。 昨日は久々にメルカリの注文入り、あわてて準備してコンビニへ向かう。外出したのはこれだけ。あとは雑用と読書。おかげでたくさん本が読める。升本喜年『紫陽花や山田五十鈴という女優』は山田五十鈴の女優人生を追いながら、背景となる映画、演劇界の裏面史ともなる。山田五十鈴さんにインタビューしたのは1990年代後半かと思う。貴重な体験をさせてもらった。名染めの手ぬぐいをもらった。 池内紀『遊園地の木馬』は新聞連載のエッセイ。池内さん50代半ばだが、60を過ぎた今のぼくの心境…